漫画原作の『新宿スワン』ですが、綾野剛が主演で実写映画2作品が製作されましたよね。
伊勢谷友介さん演じる真虎や、深水元基さん演じる関玄介など、実写キャストも原作に負けずにめちゃくちゃカッコイイ。
2017年1月21日に公開された『新宿スワン2』ですが、横浜を舞台にした新宿バースト VS 横浜ウィザードのストーリーでしたね。
そのように終わった『新宿スワン2』ですが、原作に沿えば当然まだまだストーリーは続きますので「新宿スワン3は制作されるの?」と気になる人もおられるハズ。
ボク個人的な考察としては『制作サイドは新宿スワン3をつくる気がある』と言う風に確信しております。
今後のストーリーのネタバレはせずに、その理由を書いて行きたいと思います。
目次
①新宿スワン2の終盤シーンで登場したライターの存在
新宿スワン2の最後の方で、伊勢谷友介さん演じる真虎と金子ノブアキさんが演じる葉山がBARで会話をしているシーンがあります。
映画をよく観察して観ていなかった人は気付かなかったかもしれませんが、そのシーンで真虎がジッポライターを取り出して眺めるシーンがあります。
そのジッポライターには意味不明な『199641』と言う数字が刻まれています。
この数字を登場させただけで、製作サイドは続編を意識している可能性が高いです。
『199641』と書かれたジッポライターは真虎を中心としたストーリーの伏線
原作を知らない人がこのライターに気付き、ヤフー知恵袋で「あのライターは何ですか?」と質問がアップされていました。
原作をご存知の人なら言わずもがな、このライターとこの数字は真虎を中心としたストーリーの重要なキーですよね。
『199641』から始まるストーリーは、壮絶であるとともに真虎の凄さもわかるストーリーです。
②上地雄介さん演じる森長の見せ場の少なさ
新宿スワン2の冒頭で、タツヒコとケンカをする森長が登場しましたよね。
原作を知らない人からすると「なんか急にタツヒコにケンカを吹っ掛ける奴が出てきた」って印象だったと思います。
そしてこの森長、ハッキリ言って新宿スワン2の中での見せ場は冒頭のケンカシーンだけと言っても過言ではない。
その割に、ストーリー中はまるで『タツヒコの相方』のようなポジションに居座っている感じ。
ぶっちゃけ、新宿スワン2の映画単体だけで考えたら森長は全く不要なキャラクターでした。
ストーリーに深くからむ事が全くないし、味方になってからウィザードとケンカをするシーンでも特に必要さは全く感じない。(※そもそも原作の横浜編でも森長は登場してない)
まさに無理矢理に登場させた感が強い。
新宿スワン3を見越して登場させた可能性が高い
新宿スワン2単体で見たら森長は不要なのに、なぜ登場させたのか?
しかも上地雄介さんと言う名の知れた役者さんをわざわざ起用したのはなぜか?
その答えが『新宿スワン3を見越しての登場』だと思ってます。
原作を知っている人ならわかると思いますが、新宿スワン3が製作された場合は森長は重要なキャラクターへと出世します。
どうでも良いキャラクターなら上地雄介さんより安いキャストを起用しているハズです。
③新宿スワン2で出来上がった涼子ママと天野修繕の関係
ウィザードにムーランルージュを破壊されたため、涼子ママが天野修繕へ色々とお願いをしに行くシーンがあります。
そのシーンで、天野修繕は涼子ママの頼みを聞く代わりに『見返り』を求めますよね。
その『見返り』に涼子ママが提示したのが「お望みのものをなんなりと」…。
天野修繕は、ホステスである涼子ママに2年間通い詰めた男ですので、涼子ママは『自分自身』を提供していると言えます。
結果的にこの答えがどうなったのかは新宿スワン2の中では不明なままですが、話の流れからして天野修繕は涼子ママを手に入れたと思ってます。
言い方を変えれば『愛人』のようなものですね。
で、新宿スワン3が製作されるのであれば、この天野会長の『愛人』と言うポジションも非常に重要となって来ます。
そもそも原作では涼子ママは登場しない
原作の漫画の方では涼子ママは登場しません。
ですが、天野修繕の愛人となるポジションの登場人物はいます。
この人物が漫画ではかなり重要な役をしているので、映画続編を見越した上で涼子ママをこのポジションに持ってきたんだと予想します。
映画製作は莫大なお金の事情が関わってくる
映画って1本製作するのに非常にお金がかかるビジネスです。
園子温監督が続編を製作する気マンマンだとしても、そこには色々な事情がからむので新宿スワン3が実現するかどうかはまだまだ不明です。
それでも、製作サイドが続編を意識して新宿スワン2を作った事が予想できましたので、個人的には期待しております。